東海地区本部長: 小波蔵 政昭 [松林流教士八段】   副本部長:安達 猛 [松林流教士七段】
分教場責任者 : 實石 豊司郎[松林流四段/2022第2回沖縄空手世界大会 シニア男子 BEST-16 及び2018第1回沖縄空手国際大会 シニア男子 世界ランク16位内] 静岡県焼津市大栄町
分教場事務局 : 宮原 友子 [松林流参段/2018沖縄空手国際大会 シニア女子ベスト11位内] 静岡県焼津市五ヶ堀之内
分教場副責任者:山本勇治 [松林流初段] 静岡市葵区北安東
総 本 部 :平良慶孝連盟会長[松林流範士10段]沖縄県浦添市勢理客2-19-19 平良空手道場 
HQ URL:WMKA(New York) http:/www.matsubayashi-ryu.com/

WMKA世界松林流空手道連盟 (まつばやし / しょうりんりゅう)

唐手(からて)の源流は唐宋∼明時代に支那拳法が伝来し、古来からの琉球武術(手)を基に独自に発達した武術といわれる。1609年薩摩藩の禁武政策を受けその後300年余の圧政に屈せず独特な文化を形成し、武術においても自己保存本能を昇華させ「先手なし武術」を門外不出として伝承していった。明治以降になると先達により本土にも普及した。松林流は沖縄伝統空手の少林系(首里手・泊手)の流派で、ガマク(腰使い)からひねり出すパワーと、運足は自然体で繰り出す突き蹴りもスピードを重視している。初代宗家は長嶺将真(明治40年沖縄県那覇市泊村生れ(1907∼1997)/1997年沖縄県指定無形文化財第一号/喜屋武朝徳(首里手)先生及び本部朝基(泊手)先生に師事)。松林流は首里手の中興の祖、松村宗棍先生(喜屋武先生の師匠)と泊手の中興の祖、松茂良興作先生(本部先生の師匠)の一字をもって命名した。空手に先手なしとは、戦わずして勝つこと。この真髄に近ずくには禅を取り入れた「心・技・体」一如の練磨しかなく山岡鉄舟、宮本武蔵の境地を偲び座禅修行を長く臨済宗妙心寺派で行った。これより拳禅一如の不離一体の精神的な練磨を目指し,空手稽古の前に座禅を取り入れた指導を世界の当連盟道場が行っている。二代目宗家は長嶺高兆(1945∼2012)、米大学卒業後は米国勤務(連邦捜査局)により北南米(WMKA)に傘下道場が多い。現在は平良慶孝連盟会長(範士10段、沖縄県浦添市 平良空手道場 沖縄県空手道連盟会長 沖縄伝統空手振興会副会長 2017県文化功労章受章)に総本部がある。東海地区本部は本部長小波蔵政昭先生(教士8段 将真先生の直弟子でキューバに初めて空手を伝え、キューバ空手界の父(カミロ)と称される。2001年キューバ共和国国家評議会議長フィデル・カストロ氏より「友好メダル」を授与される)の指導のもと静岡県、愛知県を中心に活動している。
 焼津・小石川分教場は東海地区本部道場の傘下にあり、会員運営参加型の教場です。主練習場は焼津市塩津の焼津市立西小学校・体育館で自己練磨の練習場としている。小学校の東西に小石川が流れており、当流派の特徴である座禅行は初代宗家が山岡鉄舟(幕末三舟のひとり/剣・禅・書の達人/無刀流の開祖/居跡=江戸小石川鷹匠町)から学び取り入れた。小石川は鉄舟(ぼろ鉄時代)の住まいのあった場所で、拳禅一如の不離一体の精神練磨に通ずることから命名した。なお現分教場責任者は静岡・山岡鉄舟会の幹事(事務局次長)でもある。